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奪ってあげます。
第1章 逃げた鳥


「そういえば私の名前、言ってませんでしたね」

男の人は優しく微笑み

「日向 遙(ひゅうが はるか)って言います年は25です」

「わ、私は…」

「見槻 澄さん」


優しい声で私の名前を言うから少し胸がドキドキした。


家に着くと外であの人が待っていた


「お義父さん……」

「澄ちゃん!遅いじゃないか」

「……ごめんなさぃ」

「この人は?」


お義父さんが日向さんに気付いた


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