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奪ってあげます。
第2章 ファーストキス


車から見える景色は私が見たことない世界ばかりが映されていた


車の中は静かで時折、日向さんが話しかけてくれた


「澄さん」

「は、はい!!」

「着きました」

「え……?」


言葉を失った、私の目の前に大きな門があり鬼稲の表札


「さぁどうぞ」


運転席から出た日向さんは乗る時と一緒でドアを開けてくれた




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