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奪ってあげます。
第2章 ファーストキス
恐る恐る車から出て再度、見上げる
(立派なお家…)
「車を回して来ますのでお待ちいただけますか?」
「あ、はい」
ぽかーんとしてる私を日向さんはくすりと笑いまた車に乗り車を近くの車庫らしきとこに止めた
「澄さん行きましょうか」
「はぃ……」
緊張しつつ門を潜り抜けると広い庭、手入れされた樹木そして大きな和風な家が目に入る
(す、すごい……鯉とかもいる……)
「日向さんおかえりさいっす」
「今、戻りました」
日向さんの後ろを歩く私は少し怖そうな人から見えないように日向さんの背中に隠れた
「澄さん大丈夫ですよ」
「あれ~?澄さん女連れですか?」
「こら、澄さんが怖がっているだろう口を慎め」
「す、すみませんっす……」
「さぁ澄さん入りましょ」
玄関までたどり着き日向さんはドアを開ける