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第3章 堕落

日に日にsnsや電話帳に連絡先が増えていく。

身体の自由を得て制限が無くなった結果、不特定多数の男と関係を持つようになっていた。

男から女になった反動なのか？

それとも莉那の身体の性欲に負けているだけなのか？

どちらにしろ女性としての快感の虜になっていた。

SMまがいや露出、玩具や痴漢プレイまで興味のあるものには手を出した。

それらはことごとく性感を高めるものだった。

それでも一番気持ちいいのは父親との普通のセックス。

母親が仕事でいない時は自分から父親を求めた。

抱かれている間、快感の声を我慢することもない。

（・・・なるほど。弥生が自分を避けている理由はこれか？）

今更ながら知る事実は些細なものにしか思えない。

父親と抱き合うだけで心がイッてしまう。

その快楽が今の全てだった。