この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
砂の人形
第7章 遠いオアシス

「んっ……! 何してるの!」

 姫様の唇から甲高い声がもれる。もう取り繕える状態でもなくて、僕は開き直ってしまった。

「僭越ながら、起こして差し上げた次第です」
「ふ、普通に起こしなさいよ……!」
「何度かそうしましたよ。でもこっちの方が、効果があるようなので」

 親指と薬指で同時に、尖った乳首を押し込む。駱駝の歩みに合わせて体が揺れるだけで、姫様はますます硬くしてしまう。砂除けをきつく握りしめた指は震えて、上擦る息づかいはもう隠しようもなくなっている。

「手綱は取れますね?」
「え……?」
「これじゃ辛いでしょう。それともまた、ご自身でされますか?」

 覗き込むと、姫様の目には大粒の涙が浮かんでいた。答えを聞かず手綱を預けると、僕は両手で姫様の胸を鷲掴みにして、耳元に唇を押し付ける。

「駱駝が、右へ逸れてますよ」
「あっ……!」

 右の乳首をつねり、左へ引き上げる。姫様は苦しそうに身をよじるが、決して嫌がってない。姫様は、強く扱われることが好きだ。毎日のように触れていた僕はよく知ってる。姫様がどんなとき、僕の手を強く噛むか。どんなとき、自分から求めてくるか。

「駄目、テルベーザ、お願い……!」
「いいんですか、やめても」
「ちが……っ」

 もう一度僕を振り返って、姫様は歯を食いしばっていた。細めた瞳から涙が落ちて、頬にさっと赤みが広がる。
/78ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ