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第4章 【一子 side】2
「あぁ…んぅぅ」

苦しげだった『私』の声は、だけどやがて悩ましげな鼻声に変ってゆく。

「なんや、嫌がってたわりにエエ顔つきになってきたやないか『一子』?お前、こないなことされたくて夢に見とるんとちゃうか、なぁ一子?」

前半は『私』に、後半は私に向けた『マホさん』の言葉を否定したかったけど、硬さを増す『次郎』のオチンチンがそれを許さない。

私は催眠術にかかったようにフラフラと背後から『私』のお尻を抱え込み、『マホさん』の指でほぐされた後ろの穴に興奮しすぎてヌルヌルになったオチンチンの先をあてがった。

「や、やめろ、やめてくれ一子」

涙目で振り返る『私』にゾクゾクしてしまう。
自分がこんな特殊な性癖の持ち主だったなんて、今まで知らなかった。


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