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渇いた人妻たち
第2章  身の上話
 「気温が高くなると花の持ちが悪くて花材も安くないのに悪いね」
 「いいんです、好きでやらせてもらっているんで」
 「お礼と言っては大袈裟だけど浩美の暇な時に一度ゆっくりできる所でお茶したいんだけ  ど・・・どうかな?」
 「大変嬉しいお話ですがこの辺りで私は自由に動けないわ、何分永く教室をやっているん  で結構顔を知られているのよ」
 「それなら遠くにすれば?」
 「でも私はあまり遠くまで運転をした事が無いから不安だわ」
 「それならその辺のスーパーの駐車場に浩美の車を停めて、そこからは僕の車に乗ればい  いんじゃない?」
 「そうね征男さんは頭がいいのね流石だわその手で今まで多くの女性を泣かせたのでしょ  う?」
 「それ程でもないよ」
 「征男さんは不倫の経験は有るの?」
 「何人かとは有るけど浩美のような和服の良く似合うチヤーミングな人とは無いよ・・・  浩美は無いよね?」
 「今まで全くその気は有りませんでした」
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