この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
渇いた人妻たち
第2章 身の上話
征男は眼を閉じている可愛い小さな顔をじっと観察していた、やがて彼女が寝息を立て始めたとき、右手で握っていた彼女の左手をゆっくりと上に移動させ、その指を自分の口内に導き入れ、大切なものをしゃぶるように優しくゆっくりと、一本一本を軽く吸いながら口に深く入れたり浅くしたり、静止して舌で指の周囲をぐるっと廻らせたり、五本の指に公平に順々に寝ている彼女を起さないよう気遣いながら、繰り返していたのだった。
浩美がほんの数分間の転寝から意識を引き戻されたのは、全身が何かに包み込まれたように気持ちが良くなって目覚め、そっと薄目を開けると、自分の左手の指を征男が口に入れ、一心にしゃぶってくれているのを目の当たりにして[この人は本心から優しい人なんだ]と思い、暫らくはそのまま眠ったふりをして征男の成すが侭にしていた、口と舌による愛撫は次第に激しくなり、それぞれの指の付け根の間に舌を這わせて優しく舐められると、気持ちの高まりを押さえることが出来ずに遂に声を出さずにはいられなくなった。
浩美がほんの数分間の転寝から意識を引き戻されたのは、全身が何かに包み込まれたように気持ちが良くなって目覚め、そっと薄目を開けると、自分の左手の指を征男が口に入れ、一心にしゃぶってくれているのを目の当たりにして[この人は本心から優しい人なんだ]と思い、暫らくはそのまま眠ったふりをして征男の成すが侭にしていた、口と舌による愛撫は次第に激しくなり、それぞれの指の付け根の間に舌を這わせて優しく舐められると、気持ちの高まりを押さえることが出来ずに遂に声を出さずにはいられなくなった。