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第4章 無意味な約束

　「二人に迫られたらどうします？」
　「その時は二人を並べておいて交代で抱いてあげるよ」
　「まあ駅長さんたら・・」
　「機会があったら明美さんに言っといてよ暇で困ったら僕の所へ遊びにおいでと」
　「言っといたげるけど、しょっちゅう来るようになっても知りませんよ」
　「良いよその時はその時で」
　その夜浩美が花を抱えて生け替えにやって来た。
　「先日はありがとうございました」
　「こちらこそ、楽しかったよありがとう」
　「今朝お婆さんから聞いたけど、明美さんに此処へ遊びに来ても良いと伝言したの？」
　「ああ話の成り行きでそうなったのだよ」
　「本当に来たらどうするの？」
　「どうもしないさ、お茶でも飲みながら話をする位にしか考えてないよ」
　「若し迫られたらどうするの？」
　「今日の浩美は変だよ、妬いているの？」
　「でも・・・」