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渇いた人妻たち
第4章 無意味な約束
 「安心しろ、僕の一番好きなのは浩美だよ」
 「嬉しいわ、私も・・・」
 浩美が[私も好きです]と言いかけて止めたのを征男は理解していたが意地悪く、
「私も・・・の先は何?」
 「意地悪ね女の口から言わせないで」
 「判らないけど良いよ、それより近い内にデートしないか?」
 「来週の月曜日が良いけどその日は?」
 「公休日だから家から出て来るよ、この前の駐車場で良いかな?」
 「結構よ、あそこで九時半に待っているわ」
 「オッケー、それで冷房の効いた涼しい所へ行こうか?」
 「それはどんな所なの?」
 「ホテルだよ」
 「それは駄目って前にも言ったでしょう」
 「ホテルへ行っても浩美が嫌がるような事は一切しなければ良いんじゃないの?」
 「でも・・・」
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