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第5章 専務夫人

　「それなら次には外してくるわ」
　「そうしてくれると嬉しいよ」
　「明美さんは着けてなかったの？」
　「そこまで確かめてないよ、こんな事は大好きな浩美にだけしかできないよ」
　征男は彼女の問いに、直前の明美と踊っているところを見られていないのを良い事に堂々と嘘をついていた。
　「明美さんに触るだけなら良いけど・・・それより先には行かないでね」
　「大丈夫だよ、明美さんてそんなに簡単に許してくれるの？」
　「判らないけど、貴方の優しさに掛かったら女は誰でも、堕ちて行くと思うわ」
　「浩美が焼くほど僕はプレイボーイじゃないよ」
　「私だけのまあちゃんでいてね？」
　「良いよ、それで」
　「その後お誘いが無いんだけど・・・浩美が欲しくないの？」
　「この素敵なボディが欲しくて、アレがエレクトしているのだよ」
　「あの粘い液は出ているの？」
　「ああいっぱい出ていてパンツが濡れて冷たいよ」
　「実は私も・・・・」
　「今夜二人だけの秘密を作ろうか？」
　「秘密って？」