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第1章 アイリーン

～５００円食堂～

ここは定食でも何でも５００円という私の行きつけの食堂だ・・・ここのおばちゃんが大好きでよく行く・・・
しかし五年前に旦那さんが滞在費が払えなくて過酷労働させられ、心臓病が悪化し現場で息をひきとったとう・・・

こうやって店を経営するものは滞在費プラス家賃として五万とられてしまう・・・

ここの地区はほとんど金がない連中ばっかりで、それでも何とか一人で頑張っている・・・
いつも笑顔でいてくれて、いつも私を応援してくれる・・・だから私の稼ぎがいい時はこっそりお金を分けている・・・

『おばちゃん・・・来週大変でしょ？滞在費の集金日だし・・・しかも私と違って店やっている分合わせて五万でしょ？私は大丈夫だからハイッ』

『真子ちゃん・・・いつもありがとう・・・本当に大丈夫なのかい？』

『うん！大丈夫だから気にしないで・・・この店なくなってほしくないから・・・』

私は、おばちゃんの前では素直になれた・・・