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龍、人生の絆
第7章 独占欲

何故なら最近ルナは便秘気味で

ここ数日通じがないのだ。

そんな状態で

浣腸なんかかけられたら…

考えただけでゾッとする。

ルナは焦りまくっていた。

大好きな龍さんの前で

醜い醜態を晒す訳にはいかない。

「ねぇ?お願いだから…
浣腸だけは…許して。」

「代わりに何回いかせて
貰っても良いから…」

「写真撮っても良いから…」

「毎日抱かれても
文句言わないから…」

「ゴム着けたくないなら
それでも良いから…」

ルナは考え付く

ありとあらゆるプレイを提案した。

「駄目です。」

一言で終わってしまった。

「龍さんの馬鹿ぁぁ!
これだけ頼んでいるのに…
もう、させてあげないから!」

ルナは怒って言う。

本気で怒っている訳ではなかった。

ただ、龍の前で醜態を晒す事は

絶対にしたくはなかった。


「龍さん、お願いだから
浣腸だけは許して下さい。
私…ここだけは汚したくないの…」

ルナは悲しそうな

目をして哀願した。

「何故、
そんなに嫌がるんだ?」

龍は不思議そうに尋ねる。

「俺はルナを
俺だけで独占したい。」

「あのね、私…
今、とても幸せなの。
デリの世界から救い出してくれて
今まで色んな我が儘も言ってきたし
オイタもした。
個人的にピンチの事もあった。

でも、龍さんは
いつも笑って許してくれた。
助けてくれた。
それだけでも有り難いのに
今、こうして新しい人生を
歩むことも出来た。

諦めていた子供とも
また一緒に暮らせるかも
知れない…
そして全ての再出発が
この部屋でこのベッドなの。
そんな大切な場所に私の
汚物を撒き散らして汚す事は
絶対にしたくないの。

これがホテルとか、
この状態でないならね
嫌でも龍さんの言う事聞くよ。
でも、ここだけはどうしても
その気になれないの…

龍さん、お願いだから私の
大切な場所、守らせて…」

ルナは淡々と話した。
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