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ビューティーサロン『マキ』
第12章 『、もっと、、。』
「感じているのね。」

ゆきさんの声ははっきり聞こえた。

クチュ クチャ という、嫌らしい音も聞こえる。

でも、目を開けても やっぱり ぼんやりとしか見えなくて。

手を動かそうとしても 上手く動かない。

下半身は とっくに 別の生き物になっていて
快楽を伝えて来るだけで、もう あたしの意思では動いていない。

かろうじて 頭だけは動かせて、

ゆきさんに向かって何か言おうとしたのだけど、

「んはぁ、 んふん、、」
と 喘ぎ声しか出て来なかった。

「うふふ。」

ゆきさんが、笑ったと思ったら

大きな快楽の、波が押し寄せて来て、

クリトリスやあたしの奥が 凄く刺激されてるのは
わかったのだけど、

白い波に掻き消されて


波に呑まれながら

遠くで

『もっと、、もっと、、 イクっ、 イクーーっ、』

と 聞こえた気がしたけど、、


真っ白に、なって 何も聞こえなく、なった
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