この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘蜜〜蘭子の物語〜
第1章 秘蜜
ジーンズとシャツに着替えた蘭子は自転車にまたがり、ガタガタ道一気に走り抜ける。自宅から十分ほどの場所にある小さな書店が蘭子の大事な職場だった。
おはようございます、と挨拶をしながら入店した蘭子は貸し出しのエプロンを身につけ、胸に名札をつけた。シャツのボタンを一つ多めに外すことも忘れない。
初めてのセックスで快感の他に知ったことがあった。それは己の性癖。
酷い言葉を投げかけられたり、恥ずかしい言葉を言わされると興奮してしまう。そして見られることにも興奮を覚えた。
みんなが自分の胸を見ている。そう思っただけでほんのりと濡れてしまう。自分を知る人間が少ないバイト先では少し大胆になり、胸を見せるような格好をわざとしていた。
たまに店長にボタンが開いていると注意されるが、それもほんのたまにだ。男性である店長も結局は蘭子の胸によく目を落としている。
おはようございます、と挨拶をしながら入店した蘭子は貸し出しのエプロンを身につけ、胸に名札をつけた。シャツのボタンを一つ多めに外すことも忘れない。
初めてのセックスで快感の他に知ったことがあった。それは己の性癖。
酷い言葉を投げかけられたり、恥ずかしい言葉を言わされると興奮してしまう。そして見られることにも興奮を覚えた。
みんなが自分の胸を見ている。そう思っただけでほんのりと濡れてしまう。自分を知る人間が少ないバイト先では少し大胆になり、胸を見せるような格好をわざとしていた。
たまに店長にボタンが開いていると注意されるが、それもほんのたまにだ。男性である店長も結局は蘭子の胸によく目を落としている。