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秘蜜〜蘭子の物語〜
第1章 秘蜜
「どうなるかな……ちょっとドキドキするな」

それは始めて男を買った時からずっと変わらない。初めてアポを入れる時が一番緊張し、ドキドキした。

今度はどんなセックスが出来るだろう。そんな妄想を膨らませながらその日は早々とベッドに入る蘭子だった。





週末。蘭子は目一杯めかしこみ、家を出た。

蘭子が目星をつけた男からすぐに連絡があり、その週末に会うことになったのだ。

久しぶりのセックスだと楽しみにしていた蘭子は、昨日珍しくオナニーをしなかった。毎日しているオナニーを一度しないだけで体は疼き、少しでも男のことを考えるとじわりと濡れてきそうだ。

本当は高校生だが大学生だと嘘をついている蘭子はいつもより大人びた服を身につけている。胸だけでなく大きく露出した太ももは蘭子の雰囲気とあまり似合っていないかもしれないが、一度だけしか会う予定の男にそこまで気を使っていられない。
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