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止められなかった…
第20章 更なる深みへ…
一通り食べ終え、飲み物のおかわりを取りに行った後からは、峻くんのカラオケタイムとなった。

決して‘盛り上がっている’とは言えない部屋の空気…

歌い終わりに拍手は必ず送るけれど、一曲終わる毎に何とも言えない空気が漂う…

5曲程歌った後、峻くんが部屋に流れ続けている音の音量をグッと下げ、部屋にある程度の静けさを作り出した。


私の胸は高鳴り出し、身体は微かに熱を帯び始める…


『何かを期待して私はここに来た』


決して認めたく無い事実を突きつけるような身体の反応…


峻くんは、私の隣へ腰を下ろし、壁を向いたままで口を開いた…



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