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止められなかった…
第7章 縮まる心と身体の距離…
……チュ……
……チュッ……

軽く唇が優しくあたる程度のキス…

孝さんの唇の柔らかさが伝わってくる…

しばらく角度を変え、唇だけじゃなく顔のアチコチにキスの嵐…

…心地いい
…頭の中は真っ白になっていた


“…ゆな…”

“……”


黙っている私の頭の後ろに孝さんの大きな手が添えられる。

決して強くない力で引き寄せられる。


…チュッ…


唇が触れているままで孝さんが言った…。


“…ゆな…口あけて…”

“…ンッ…”


ゆっくり…ゆっくりと孝さんの舌が入ってくる…

ヌチャッ…ニュルッ…
ジュプッ…

“ンフゥッ…”

背筋がピリピリする…。

さっきまでトクントクンしていた心臓は、次第にドクンドクンと高鳴り出していた…。


口内で艶めかしく絡み合う舌と舌…
私の口からは混ざり合った唾液がツゥーと垂れだしている…


“…ンッ…フゥンッ…”


声が勝手に出てしまう…。


孝さんは、もう片方の腕を私の腰へと巻きつけてグッと私を下へずらし、ゆっくり…ゆっくり…ベットへ倒していく…


私はこの瞬間、この先の事を覚悟していた…

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