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女医の診察日誌
第8章 全裸の天使
 太田勇次が、木下クリニック院長の木下理恵と、淫らな体験

をした翌週の木曜日の昼過ぎ、彼のケータイが鳴った。表示に

は[天使 № 1]となっていた。

「はい院長先生、太田です」

「もしもし、私です、木下ですが、太田さんは先週火曜日に治
療に来られたのに、昨日はお見えにならなかったのはどこか悪
いの?・・・心配で昨夜はあまり眠れなかったので、お電話さ
せてもらったの」

「先生のクリニックは本当にサービスが良いのですね、予定日
に患者さんが来ないと電話しているの?」

「そんな事は致しません、太田さんだから電話したのよ、特別
扱いの患者様よ」

「そうだったの、嬉しいよ」

「太田さんはこの後、何か予定はあるの?」

「特には、何も有りませんが、どうしたの?」

「私、太田さんの声が聴きたくて、電話したのだけど、
今、声を聴いた途端、急に会いたくなって来たの」
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