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第2章 週に一度の疼き

勇次は、初診の日から一週間後の午後、再び木下クリニッ

クで治療を受けるため駐車場に車を止め、改めてクリニック

の建物と周辺等をじっくりと見渡していた。院長である理恵

に男として興味が湧き、彼女の生活環境などを少しでも知り

たいと思い・・・・・

クリニックから渡り廊下らしきものの先に、結構大きな居宅

があった、居宅の玄関横のカーポートには、新車かと思わ

れるような真っ赤のベンツのスポーツカーがさりげなく停

めてあった、”ご主人は公務員なので、あんな高価で派手な

車には乗らないだろうし、やはり院長なのか、院長は結構派

手好きな性格なんだ”と、勝手に解釈してクリニックの受付

へと向かった。