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女医の診察日誌
第11章 ビッグな贈り物
「そうだったのか、君が静かにしていたから、何か考え事を
しているのだとは、思っていたのだけど」

「そろそろ、お風呂に行きますか?」

「そうだね、電話してみるよ」

 フロントに電話をかけ、家族風呂の様子を訪ね、OKをもら

ったので、昨夜と同じく、二人共下着無しで下りて行った。

 昨夜と同じように、彼女は浴槽の中で、勇次の膝の上で横向

きで抱かれていた。浴槽の半分位は、太陽の光が射していた。

「理恵、太陽の下で、このような格好をしているのは、のんびり
として、何か別世界にいるような、いい気分だね」

「大好きな、貴男にこうして抱かれて、此の侭時間が停まれば
良いのにと、幸せを噛み締めているの、幸せだわ勇ちゃん」
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