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女医の診察日誌
第11章 ビッグな贈り物
 彼女を抱いている勇次は、洗い場の傍に、分厚い畳一枚分位

の大きさの、スポンジのマットが置かれているのが目についた。

「理恵、湯から出て、少し外で休憩しようか?」

「ええ、そうしましょう」

 勇次は、見つけていたマットを、その半分に日が当たるよう

に敷き、彼女を日陰に座らせて、彼女の膝枕で上向きに寝転ん

だ。当然下半身には、太陽の光を浴びていた。

「子供の時以来の、オチンチンの日光浴だよ、理恵」

「そんなの、子供の時に経験あるの?」

「有るよ、親に連れられて、川遊びに行った時に、水泳パンツを
忘れて行ったが、泳ぎたくなり、フリチンで泳いだよ」

「あまり長くすると、日焼けするよ」

「その時は、クリニックで治療をお願いするよ」

「駄目よ、診察室では何もできないじゃない」
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