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女医の診察日誌
第11章 ビッグな贈り物
 翌朝、二人は目覚ましで起こされ、シャワーでお互いの体の

洗いっこをした後で、朝食なしでチェックアウトした。ホテル

の支払いは、彼女から車の購入資金にと渡された分が、余った

からと勇次のカードで済ませた・・・

 玄関前に、回送されてきた車のトランクに、バッグを積み込

み、運転席に勇次が乗り込み、スタートした。時計は六時とな

っていた。

 帰路の途中、サービスエリアに入り、自販機で食べ物を買い、

空腹を満たして車に戻り、勇次は、カーナビの登録履歴を探し

て、往路に登録したホテルの登録を削除して、再び、現実の生

活拠点へと向かって走り出していた。あと30分も走れば、勇

次の降りるところまで帰ってきた。

「理恵、とっても楽しかったよ、ありがとう、それよりずっと
気になっていたのだが、大丈夫なの? エッチし過ぎて、腰が
変になっていないの? 今日一日頑張れるの?」

「私の方こそ、楽しかったわ有難う、大丈夫よ、今回のデート
の事は、死ぬまで忘れないと思うわ」
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