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第11章 ビッグな贈り物

「もうひとつ、お礼を言わなければいけないよ、誕生日のプレ
ゼントの車と、この指輪のお礼を、両方とも、高価なものを
もらって、ほんとに有難う、それから，その車は、12:13の
ナンバーを付けて、来週位に来ることになっているから、来た
ら連絡するよ」

「そんなに喜んでもらって、恐縮するわ、そんなに気にしないでね」

「もう着くけど、運転大丈夫なの？ 気を付けて帰るのだよ」

「ありがとう、また電話するね」

　勇次はその日の、クリニックのお昼時間に、理恵に電話を入

れた。

「はい私、勇ちゃんどうしたの？」

「理恵の事が心配で、掛けたのだけど、体は大丈夫なの？」

「はい、気が張っているので、ご心配なく、ありがとう」

「それなら安心だ、頑張ってよ」

「ありがとうね、勇ちゃん」