パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第12章 訃報の後に

　葬儀の日から，10日目の日曜日に、理恵から電話が入った、

メールで報告物が来たのだが、分かりづらくて、教えてほしい

とのことで、今日は本宅の玄関から、来て欲しいと云われた。

　勇次は、急いで彼女の本宅へ向かい、玄関に出てきたのは、

そこのお手伝いさんであった。

　自分を呼ぶ理由を、云ってあったのか、”突然にごめんなさい

ね” と、お手伝いさんに云われている時に、奥から理恵が出て

きた。

「突然に、変なことお願いして、申し訳ございません、朝から
パソコンをいじっていたのですが、どうしても、出来なくて、
お願いしたのですが、時間は大丈夫ですか？」

　彼女は、大きな声で他人行儀に、お手伝いさんに聞かせるよ

うに、云ったのだった。

「今日は何も、予定は無いので、夜まで空いていますから、
折角の機会なので、何でもお聞きください」

「有難う御座います、それでは診療棟で、宜しくお願いします」

[家政婦さん、お昼の12時に、にぎりの出前取っておいてね、
時間が来たら、ダイニングに戻って来るから」