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第12章 訃報の後に

「今までより、日曜とか祝日にでも会えるじゃないの」

「そうだったわね、その分が増えたのね、嬉しいわ」

「まだあるよ、平日でも、何時でも、夜に会えるじゃない」

「お手伝いさんを、返してからだと、堂々と会えるのね」

「あの人は、何時頃に帰るの？」

「夜は八時に帰るのよ」

「それからだと、随分時間が有るよね？そうやっていれば、
2～3年位は、長くは感じないと思うよ、ただ、妊娠だけは
しないように、気を付けなければいけないよ」

「それは任せといて、今迄のように排卵期にはピルを飲むわ、
それで、夜に会う時には、どのようにして会えばいい？」

「僕の車を、度々、長時間停めて有ると怪しまれるし、タク
シーで、近くまで来て降りるか、君が迎えに来てくれても良
いし、色々な方法を使い分けたらいいよ」