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愛の結晶(笑)3
第4章 リハーサルは君の手で。
俺たちが再度リオのマンションを訪れたのは、それから一週間後だ。
久しぶりに行ったら、部屋の中央に何か、水槽みたいなのが増えていた。「なにこれ」
「リオのために買った水槽ッス。水中出産のが楽らしいんで」
確かにそうかもしれないが、わざわざそこまでするなんて、やっぱり愛しているのだろう。
リオは、疲れた様子ではあったが、拡張はまじめにやっていたらしく、穴の傷が新しい。
「じゃあそろそろ、イツヤくんの手で最後の仕上げしてあげて」
レイは、イツヤにローションを握らせた。
男の拳が入れば、彼らはほぼ一人前になれるのだ。
「そんなおっきいの、怖いよ…」
怖じ気づくリオだが、おそるおそる脚を開いている。
「行くぜ?」
イツヤは、ローションまみれの指を一本ずつ差し入れていった。
「あぁあんっ」
リオが背中を浮かして喘ぐ。
四本目が入ればあと少しでクリアだ。
「だめっ、もう、痛い…ひたぃい……」
リオはつらそうに身をよじっている。
「リオ……」
イツヤは音をたてて口づけ、胸を優しく愛撫していた。
「あとちょっとだから……」
いつかの俺と同じだ。
「うん…」
ようやく覚悟したらしいリオに、イツヤの親指が追加される。
「ぐぁあああっ」
喘ぎとは違う、叫ぶような悲鳴。
イツヤは戸惑った末に、手の甲を推し進め、ぐっと中に入れて握った。
「うああああッ」
リオは、白目を向いて意識を失う。
「よし」
レイシィは彼を抱きとめ、血まみれの穴をきれいにしてやった。
「これでいつ生まれても大丈夫だよ」
「ああ……」
うなずくイツヤは、すっかり蒼白になっていた。
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