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太陽の下で
第5章 十三夜
幸い、友人にはすぐに連絡がつき、おばさんに診察をお願いしたい旨と、詳しくは今から送るメールの内容を読んで欲しいと小さな声で伝えた。

彼女から目を離せそうにないし、かと言って詳しい内容をすぐ隣で話すのも憚られたから。

後から言われたことだけど、この時の僕の声は震えていて、緊急なのだとすぐに悟ったと言う。

友人には、教え子がレイプをされているだろうこと、身体に負っている怪我の手当てと、ピルの処方が必要なこと、頼れる保護者がいないために自分が付き添うことを伝えた。

すぐに連れてくるようにと返事をもらって、急いでタクシーを呼び、震える彼女をそっと運んだ。


友人の実家の隣にあるその病院は、入院設備のない小さな産婦人科だったが、おじさんとおばさんの人柄で、地域では割と流行っている。

子どもの頃に遊びに行った際に隣を通るくらいで、中に入ったことはなかったな。

病院で手当てをしてもらったら、そのあとはどうするのがいいんだろう、そんなことを考えているうちに、懐かしい外観が見えてタクシーを止める。

こんな時間だけど中からは灯りが漏れていて、タクシーの音に気づいたのかおばさんが外まで出迎えてくれた。
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