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太陽の下で
第6章 小望月
結局この日は、広野さんがやっと眠りについたのが明け方で、それから何度も何度もうなされたり、外から聞こえる物音に敏感に反応しては過呼吸の発作を起こしたりして、その度に宥めて落ち着かせるという作業の繰り返しだった。

初めは、背中をさすろうとする僕の手さえも怖がって跳ね除けたけど、見ていられなくて抱きしめると、そのうちに僕がいることに慣れたようだ。

何かお腹に入れて欲しくて、家にあるもので温かいスープを作ったけど、口にしてくれたのはほんの少しだった。

この暗闇のような時間が永遠に続いてしまうのではないか、そんな考えが頭をチラつく。

寝息を聞きながら、窓から見上げる空には、大きな月がいつもと変わらずそこにあった。
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