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太陽の下で
第2章 新月
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「広野さん、こんな時間にどうしたんですか?授業はとっくに終わってますよ?」
眼鏡の力を借りて、僕は先生らしく話をする。
「彼が迎えに来てくれるんだ。ここで待ち合わせ。」
ふふっと笑う彼女は、他の高校生と比べるととても大人っぽく見える。
高校の制服に、長くて真っ直ぐな髪の毛、整った顔には化粧。
「こんな時間からデートですか?お家の方が心配しますよ。」
「今日はお泊りなの」
「お、お、お、おとまり!?ですか?」
「もー 先生なに赤くなってるの 笑
そ、おとまり。彼、大学生で一人暮らしだから。」
「一人暮らしの男性の家に泊まるなんて危ないですよ。広野さんは女の子なんですから気をつけないと。」
そう言う僕を見て、少し目を見開いてからやっぱり彼女はふふっと笑ってこう言った。
「せんせい、私バージンじゃないよ。そういうことをしに行くの。それに家にはあんまり居場所がなくて。」
広野さんがバージンでないことも、彼女の表情が曇ったことも気にはなったけど、
「彼が来たから行くね!せんせーまたね!!」
そう言っていつもの少し大人びた笑顔に戻った彼女は、今やって来た車に向かって走って行ってしまった。
眼鏡の力を借りて、僕は先生らしく話をする。
「彼が迎えに来てくれるんだ。ここで待ち合わせ。」
ふふっと笑う彼女は、他の高校生と比べるととても大人っぽく見える。
高校の制服に、長くて真っ直ぐな髪の毛、整った顔には化粧。
「こんな時間からデートですか?お家の方が心配しますよ。」
「今日はお泊りなの」
「お、お、お、おとまり!?ですか?」
「もー 先生なに赤くなってるの 笑
そ、おとまり。彼、大学生で一人暮らしだから。」
「一人暮らしの男性の家に泊まるなんて危ないですよ。広野さんは女の子なんですから気をつけないと。」
そう言う僕を見て、少し目を見開いてからやっぱり彼女はふふっと笑ってこう言った。
「せんせい、私バージンじゃないよ。そういうことをしに行くの。それに家にはあんまり居場所がなくて。」
広野さんがバージンでないことも、彼女の表情が曇ったことも気にはなったけど、
「彼が来たから行くね!せんせーまたね!!」
そう言っていつもの少し大人びた笑顔に戻った彼女は、今やって来た車に向かって走って行ってしまった。
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