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太陽の下で
第3章 三日月
三日月が綺麗なその日、またしてもコンビニの前から僕を呼ぶ人がいる。

それが誰なのかすぐにわかって、少しだけ鼓動が早まったのを感じだけど、それには気づかないことにして、小さなため息を吐いた。

「小宮せんせー!」

手をブンブン振りながら笑っている。

素通り、するわけにはいかないよな、一応先生だし。

「今夜もお泊まりですか?」

少し怪訝な視線を向けて言うと、広野さんはそんなことは気に留めない様子で

「その予定だったけど、今日はドタキャンされちゃった。だけど、そろそろ小宮先生が通るかなーと思って。」

今日はなんだか捨て猫みたいな顔をするんだな…

「危ないから早くお家に帰ってください。」

「せんせーのこと待ってたのになー」

全然本気じゃなさそうなその言い方に、思わず笑ってしまった。

僕としたことが。

「頼んでないですけどね 笑
いいから早く帰りなさい。」

「それならせんせー送ってくれる?女の子1人じゃ危ないでしょ。」

「はぁ〜 そう思ってるならもっと早くに帰ってほしいですけどね。送ったら帰るんですね?家はどちらですか?」

「やった♪」

そう言って僕の腕に抱きついてるじゃないか!?

「何してるですか!離れてください!」

ビックリしてとっさに腕を引いた僕に

「せんせー真面目だなぁ」

そんな風にまたふふっと笑うんだ。

この子と話すと調子が狂う。

さっさと送ってしまおう、そんなことを思いながら歩くスピードをあげたのだった。

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