この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater37.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
濡れて溺れて
第1章 濡れて溺れて
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
水沢は、女――……新庄の勤める会社の上司で、仕事のできる男だった。仕事以外では無口で硬派な人だと思っていたから、チャラチャラとした不真面目な男ならまだしも、彼にセックスという言葉は似合わなかった。だが、彼と初夜を過ごしてからというもの、印象はがらりと変わった。彼は、終わってしまえばあっさりとしているが、行為中はとても情熱的に愛してくれる。
人を見た目だけで判断するものではない。普段の彼からは窺うことのできない人間の本能としての“男”が、他の男と同様に備わっていた。
人を見た目だけで判断するものではない。普段の彼からは窺うことのできない人間の本能としての“男”が、他の男と同様に備わっていた。
![](/image/skin/separater37.gif)
![](/image/skin/separater37.gif)