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薔薇色の鎖
第1章 囚われる
連れて行ってもらったハンバーグやさんはすごく美味しくて、どうやら人気グルメサイトでも上位の点数をとる有名店らしい。
幸いにもいつも混雑しているのに、ちょうど2人分だけ席があいていたので入ることができた。
「本当にラッキーだったね。
ごめんね、僕昔から食べるのはやくて・・・どうしてもお腹がすいてると我慢ができなくてね。」
そういってすまなそうに笑う聡さんが、少し可愛く見えた。
「いえ、私が食べるの遅くて・・・ごめんなさい。
それに結局お金だしてもらっちゃって御礼になってな・・・」
そういいかけたときに私の唇に彼の指がそえられ、思わず言いそうになってた言葉をとめられてしまった。
彼を見ると、またあの妖艶な雰囲気をまとっている。
この人は表の顔と裏の顔がはっきりと分かれていて、そして今私が見ているこの妖艶な雰囲気をまとった彼が本当の彼なんじゃないかな・・・なんとなくそう思った。
「年下の女の子に奢らせるわけにはいかないし。
あと、確かに10歳も年上だけど・・・敬語使われるとなんか壁作られてるみたいで寂しいから・・・普通にしゃべってよ玲奈ちゃん・・・」
そう言う彼と目があうと、彼は妖しく微笑んだ。
ああ、この人のいう事には私はきっと逆らえない・・・彼を見て私はそんな事を考えていた。
幸いにもいつも混雑しているのに、ちょうど2人分だけ席があいていたので入ることができた。
「本当にラッキーだったね。
ごめんね、僕昔から食べるのはやくて・・・どうしてもお腹がすいてると我慢ができなくてね。」
そういってすまなそうに笑う聡さんが、少し可愛く見えた。
「いえ、私が食べるの遅くて・・・ごめんなさい。
それに結局お金だしてもらっちゃって御礼になってな・・・」
そういいかけたときに私の唇に彼の指がそえられ、思わず言いそうになってた言葉をとめられてしまった。
彼を見ると、またあの妖艶な雰囲気をまとっている。
この人は表の顔と裏の顔がはっきりと分かれていて、そして今私が見ているこの妖艶な雰囲気をまとった彼が本当の彼なんじゃないかな・・・なんとなくそう思った。
「年下の女の子に奢らせるわけにはいかないし。
あと、確かに10歳も年上だけど・・・敬語使われるとなんか壁作られてるみたいで寂しいから・・・普通にしゃべってよ玲奈ちゃん・・・」
そう言う彼と目があうと、彼は妖しく微笑んだ。
ああ、この人のいう事には私はきっと逆らえない・・・彼を見て私はそんな事を考えていた。