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薔薇色の鎖
第1章 囚われる
「そういってくれる玲奈ちゃんは優しいね。
普通の子だったら、こんなに遅くなったらすごく怒られると思うよ。」
優しく笑って彼は言う。
その言葉に少し他の女性の影を見て、少し胸が苦しくなる。
「どこかおすすめの店って知ってる?
僕はほとんどこの近くでご飯とか行った事がなくて、正直よく知らないんだ。」
彼はそういって、少しすまなそうな表情をした。
正直、まだ未成年でお酒も飲めない上に、こんな大人の男性の喜びそうなご飯やさんとかどこに行っていいか解らない。
そう思って戸惑っていると、彼が思い出したように言った。
「あ、そういえば同僚にこの辺ですごく美味しいハンバーグやさんがあるって言ってた。
そこに行ってみない?
玲奈ちゃん未成年だからまだお酒飲めないでしょ?」
私がうなづくと、じゃあ決まりって事でといって彼は私の手をとって歩き出す。
さりげなく手を繋がれて、私は更にドキドキが止まらなくなった。
と、同時にさりげなさすぎて慣れてるんだろうなという複雑な想いが胸の中を支配してしまう。
ちゃんとした会社員で大人で、こんなに綺麗な顔をしているなら女性にもてないはずないのに・・・
むしろもう結婚しているか、付き合って長い彼女がいるのかもしれない・・・そう不安に駆られながらも、私は彼に繋がれた右手に少しだけ力をこめた。
普通の子だったら、こんなに遅くなったらすごく怒られると思うよ。」
優しく笑って彼は言う。
その言葉に少し他の女性の影を見て、少し胸が苦しくなる。
「どこかおすすめの店って知ってる?
僕はほとんどこの近くでご飯とか行った事がなくて、正直よく知らないんだ。」
彼はそういって、少しすまなそうな表情をした。
正直、まだ未成年でお酒も飲めない上に、こんな大人の男性の喜びそうなご飯やさんとかどこに行っていいか解らない。
そう思って戸惑っていると、彼が思い出したように言った。
「あ、そういえば同僚にこの辺ですごく美味しいハンバーグやさんがあるって言ってた。
そこに行ってみない?
玲奈ちゃん未成年だからまだお酒飲めないでしょ?」
私がうなづくと、じゃあ決まりって事でといって彼は私の手をとって歩き出す。
さりげなく手を繋がれて、私は更にドキドキが止まらなくなった。
と、同時にさりげなさすぎて慣れてるんだろうなという複雑な想いが胸の中を支配してしまう。
ちゃんとした会社員で大人で、こんなに綺麗な顔をしているなら女性にもてないはずないのに・・・
むしろもう結婚しているか、付き合って長い彼女がいるのかもしれない・・・そう不安に駆られながらも、私は彼に繋がれた右手に少しだけ力をこめた。