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薔薇色の鎖
第1章 囚われる
聡さんの部屋は、駅前から見える高層マンションにあるらしく、正直こんな綺麗なマンションになんか入ったこともないので入り口から緊張している私に気づき、聡さんはこう言った。
「エントランスは綺麗だけど、普通の部屋だから。」
そう言って、私の手を引いてエレベーターに乗り込むと、腰に手をそえられ抱き寄せられた。
「あっ・・・」
思わず驚いて声が漏れる。
彼の胸に顔をうずめると、柔軟剤の香りなのかとてもいい香りに包まれた。
「ねぇ、会ったばっかりの10歳も年下の女の子にこんな事する俺って最低かな?」
彼は自虐的に笑って、私にそう問いかけた。
私は恥ずかしくて目を合わせることもできずに、必死に首を振ることしかできない。
彼は妖しく微笑んで、私の耳元に唇を寄せて囁く。
「だってさっき言ったよ?
僕は美味しいものを食べるのもはやいし、美味しいものって解ってたら我慢できずに早く食べたくなるんだよ。」
思わず囁かれてそういう経験がそんなに人より多くない私は、その場で腰が砕けそうになってしまう。
こんな感覚・・・知らない・・・
正直、そういう経験がないわけではなかったし、彼氏になった人とはそういう事はしたことはある。
でも正直こんなものかという程度だったし、好きだからなんとなくしていたけどあんまり好きな行為ではなかった。
「エントランスは綺麗だけど、普通の部屋だから。」
そう言って、私の手を引いてエレベーターに乗り込むと、腰に手をそえられ抱き寄せられた。
「あっ・・・」
思わず驚いて声が漏れる。
彼の胸に顔をうずめると、柔軟剤の香りなのかとてもいい香りに包まれた。
「ねぇ、会ったばっかりの10歳も年下の女の子にこんな事する俺って最低かな?」
彼は自虐的に笑って、私にそう問いかけた。
私は恥ずかしくて目を合わせることもできずに、必死に首を振ることしかできない。
彼は妖しく微笑んで、私の耳元に唇を寄せて囁く。
「だってさっき言ったよ?
僕は美味しいものを食べるのもはやいし、美味しいものって解ってたら我慢できずに早く食べたくなるんだよ。」
思わず囁かれてそういう経験がそんなに人より多くない私は、その場で腰が砕けそうになってしまう。
こんな感覚・・・知らない・・・
正直、そういう経験がないわけではなかったし、彼氏になった人とはそういう事はしたことはある。
でも正直こんなものかという程度だったし、好きだからなんとなくしていたけどあんまり好きな行為ではなかった。