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薔薇色の鎖
第1章 囚われる
冷たい指が、私の背中を撫で上げてお腹を伝い敏感な蜜を滴らせているそこを避けて、太股をゆっくりと愛撫する。

もっと強い刺激が欲しい……しばらくすると私の頭のなかはそれ以外には考えられないくらい、彼に支配されていた。

「ああ、動くから手錠の痕がついちゃいそう…こんな綺麗な身体に傷はつけたくないから、ちょっとまってね……」

そう言って彼は一旦私から離れて、巻き付ける柔らかいテーピングのようなものを出して私に無言で巻き付けていく。

その行為さえも快感に感じてしまい、わたしはもう羞恥心なんてどうでもよくなってしまった。

「おねがい……聡さん……
脱がせて直接触って……」

息を乱しながら、そう言うと聡さんは嬉しそうな顔をして軽く私の唇にキスをする。

「もっと上手におねだりしてって言いたいところだけど、玲奈ちゃんの可愛い恥ずかしそうな顔をたくさん見られたから、楽しみは次回にとっておくよ。」

そう言ってゆっくりと彼は、私の背中とベッドの隙間に手を忍び込ませ、ブラのホックをはずす。

次回もあるんだ…と、一瞬だけ付き合ってもいないのにこんなこといいのかなとか考えたけど、そんな思考なんか一瞬で飛ばされてしまった。

ブラをはずされて引き上げられ、裸の胸が彼の目の前に晒されてしまい、思わず恥ずかしくてぎゅっと目をつぶる。
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