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薔薇色の鎖
第1章 囚われる
「賭け・・・?どんな・・・?」

彼の眼鏡の奥の瞳が、妖しく光る。

思わずその妖しい瞳に、さっきまで火照っていた身体がなぜか疼くのを感じる。

私の身体は一体どうしてしまったんだろう・・・そんな事を考えながら私は言う。

「1年間、私は聡さんと一緒に過ごします。
お互いどうしても時間の都合があわない時があるけれど、できるだけあなたの要求には応じます。
1年間で好きとか愛してるってあなたに言わせたら、私をあなたの彼女にしてください。
もし1年かけてもそう思えなかったら、私は二度とあなたの目の前には現れません。」

彼はその言葉を聞き、妖しく笑って言う。

「そんな賭けの内容じゃ、僕にしか得がないよ玲奈ちゃん。
じゃあこうしよう。
君は明日から僕の部屋に住む事。
そして賭けの期間の1年間、僕は君の全ての面倒を見る。
もちろん一人になりたい事もあるだろうから、君の家の家賃も僕が払っておく。
もし君が賭けに負けてしまったら、僕は君の引越しやら当面の生活費やら含めて100万ほど君に渡すよ。」

「なんかそれだと、なんか私期間限定の愛人みたいな感じになるんですが・・・」

私がそういうと、彼は子供のような無垢な笑顔で私に言った。

「愛人というか、僕のペットだね。
というか性奴隷?
逆に解りやすくていいでしょう?」
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