この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
薔薇色の鎖
第2章 飼われる
「昔からこうだからなぁ・・・
まぁ性欲に個人差があるのは仕方ない事なんだと思うよ。
ごはんがたくさん食べられる人と、ごはんをそんなに食べない人と一緒。」

彼はさらっと本当に他人事のように、自分の事をそういう風に話す。

そしてよくセックスの事を、いつも食事にたとえる。

まだ過ごして三日だけど、彼の事で少し気になる事はあるんだ。

彼は私を抱きしめながら眠っているのだけど、寂しがり屋の子供みたいに私にしがみつくようにして眠る。

そしてたまに、苦しげな表情をして私を抱きしめる力が強くなる。

何か、悪い夢を見ているのだろうか・・・?

そういう時に私が優しく、彼の背中をさすってあげると彼は安らかな表情になって眠りにつく。

過去にトラウマになるほどに彼には辛い事があったのだろうか・・・

まだ3日しか彼と過ごしていない私には、とてもそんな事聞ける状況じゃなかった。

とても妖艶な表情で私を妖しく誘う彼と、子供のように無邪気に笑って子供のように震えて私を抱きしめる彼は、本当に同一人物なのだろうかと不思議に思ったりしている。

そういう部分も含めて、好きになったら辛いだけなのに彼にどんどん惹かれていく自分を抑えられない私がいた。
/68ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ