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薔薇色の鎖
第2章 飼われる
「昔からこうだからなぁ・・・
まぁ性欲に個人差があるのは仕方ない事なんだと思うよ。
ごはんがたくさん食べられる人と、ごはんをそんなに食べない人と一緒。」
彼はさらっと本当に他人事のように、自分の事をそういう風に話す。
そしてよくセックスの事を、いつも食事にたとえる。
まだ過ごして三日だけど、彼の事で少し気になる事はあるんだ。
彼は私を抱きしめながら眠っているのだけど、寂しがり屋の子供みたいに私にしがみつくようにして眠る。
そしてたまに、苦しげな表情をして私を抱きしめる力が強くなる。
何か、悪い夢を見ているのだろうか・・・?
そういう時に私が優しく、彼の背中をさすってあげると彼は安らかな表情になって眠りにつく。
過去にトラウマになるほどに彼には辛い事があったのだろうか・・・
まだ3日しか彼と過ごしていない私には、とてもそんな事聞ける状況じゃなかった。
とても妖艶な表情で私を妖しく誘う彼と、子供のように無邪気に笑って子供のように震えて私を抱きしめる彼は、本当に同一人物なのだろうかと不思議に思ったりしている。
そういう部分も含めて、好きになったら辛いだけなのに彼にどんどん惹かれていく自分を抑えられない私がいた。
まぁ性欲に個人差があるのは仕方ない事なんだと思うよ。
ごはんがたくさん食べられる人と、ごはんをそんなに食べない人と一緒。」
彼はさらっと本当に他人事のように、自分の事をそういう風に話す。
そしてよくセックスの事を、いつも食事にたとえる。
まだ過ごして三日だけど、彼の事で少し気になる事はあるんだ。
彼は私を抱きしめながら眠っているのだけど、寂しがり屋の子供みたいに私にしがみつくようにして眠る。
そしてたまに、苦しげな表情をして私を抱きしめる力が強くなる。
何か、悪い夢を見ているのだろうか・・・?
そういう時に私が優しく、彼の背中をさすってあげると彼は安らかな表情になって眠りにつく。
過去にトラウマになるほどに彼には辛い事があったのだろうか・・・
まだ3日しか彼と過ごしていない私には、とてもそんな事聞ける状況じゃなかった。
とても妖艶な表情で私を妖しく誘う彼と、子供のように無邪気に笑って子供のように震えて私を抱きしめる彼は、本当に同一人物なのだろうかと不思議に思ったりしている。
そういう部分も含めて、好きになったら辛いだけなのに彼にどんどん惹かれていく自分を抑えられない私がいた。