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薔薇色の鎖
第1章 囚われる
「短大生って事はまだ10代ってこと?」
聡さんがそう聞いてきたので、私は小さくうなづいて言った。
「短大の2年生になったばかりなので、ギリギリ10代で今年19歳です。
まさか2年になったばかりでこんな目にあうなんて・・・ちょっとついてないですよね。」
私が笑いながら言うと、聡さんは柔らかく微笑んで言う。
「そうなんだ。
じゃあ僕とは10歳離れてるんだね。
僕は今年で29歳・・・20代最後の年なんだよね。
俺もまさか人生でこんな経験をするなんて、思ってみなかったよ。」
「10歳も上だったんですね!
あの、嫌じゃなければ連絡先交換してもらえませんか?
そんなに大した事はできないけど、せめてお礼をさせてください・・・」
言って少し失敗したかな・・・って思った。
もし気持ち悪がられてしまったらどうしよう・・・でもお礼をしたいと思っているのは本当だったから、勇気を振り絞って言ってみた。
彼は最初驚いた表情を浮かべたが、優しく笑っていった。
「玲奈ちゃんからすればオジサンだけど、こんなオジサンに玲奈ちゃんがお礼してくれるの?
嬉しいな。
仕事で遅くなる時もあるけど、基本定時で帰れるからご飯いくくらいなら行けるとは思うよ。」
その綺麗な笑顔だけで、私の心臓は高鳴ってしまい彼に心臓の音が聞こえてしまわないか不安でしょうがない。
聡さんがそう聞いてきたので、私は小さくうなづいて言った。
「短大の2年生になったばかりなので、ギリギリ10代で今年19歳です。
まさか2年になったばかりでこんな目にあうなんて・・・ちょっとついてないですよね。」
私が笑いながら言うと、聡さんは柔らかく微笑んで言う。
「そうなんだ。
じゃあ僕とは10歳離れてるんだね。
僕は今年で29歳・・・20代最後の年なんだよね。
俺もまさか人生でこんな経験をするなんて、思ってみなかったよ。」
「10歳も上だったんですね!
あの、嫌じゃなければ連絡先交換してもらえませんか?
そんなに大した事はできないけど、せめてお礼をさせてください・・・」
言って少し失敗したかな・・・って思った。
もし気持ち悪がられてしまったらどうしよう・・・でもお礼をしたいと思っているのは本当だったから、勇気を振り絞って言ってみた。
彼は最初驚いた表情を浮かべたが、優しく笑っていった。
「玲奈ちゃんからすればオジサンだけど、こんなオジサンに玲奈ちゃんがお礼してくれるの?
嬉しいな。
仕事で遅くなる時もあるけど、基本定時で帰れるからご飯いくくらいなら行けるとは思うよ。」
その綺麗な笑顔だけで、私の心臓は高鳴ってしまい彼に心臓の音が聞こえてしまわないか不安でしょうがない。