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薔薇色の鎖
第2章 飼われる
それから一週間くらい、聡さんは私を優しくお風呂で洗いながら、毎回彼に翻弄される毎日が続いた。
こんなに毎日可愛いねと言われながら責められると、愛されてるんじゃないかと勘違いしそうになってしまう。
なんだか私の身体も段々と麻薬みたいに彼を求めるようになり、自分の身体がおかしくされてるんじゃないかと不安になる。
ふと、目の前から彼が突然消えてしまったらどうしようとか、または1年後やっぱり私に愛情を持てなかったら離れなければならないとか、色んな不安に苛まれてしまう。
愛するってことと、身体を重ねて慈しむことと何が違うのだろう。
正直、自分自身も解らなくなっていた。
そんなとき、聡さんが急に言い出した。
「玲奈は今週の土日って予定ある?」
基本的に学校は休みで、サークルの活動も特になく
友達との約束もなかった。
「特にないかな…
どうして?」
不思議に思って聞くと、聡さんが優しく微笑んで言った。
「二人で旅行にいかない?」
彼のその言葉を聞いて素直に嬉しい気持ちと、何か企んでいるに決まっているという気持ちで、私は複雑な気分になる。
でもそう思っていても、つい私は応えてしまう。
「行きたい!」
ちなみに行くのは温泉と聞いて、怖いような安心したような複雑な気持ちだった。
こんなに毎日可愛いねと言われながら責められると、愛されてるんじゃないかと勘違いしそうになってしまう。
なんだか私の身体も段々と麻薬みたいに彼を求めるようになり、自分の身体がおかしくされてるんじゃないかと不安になる。
ふと、目の前から彼が突然消えてしまったらどうしようとか、または1年後やっぱり私に愛情を持てなかったら離れなければならないとか、色んな不安に苛まれてしまう。
愛するってことと、身体を重ねて慈しむことと何が違うのだろう。
正直、自分自身も解らなくなっていた。
そんなとき、聡さんが急に言い出した。
「玲奈は今週の土日って予定ある?」
基本的に学校は休みで、サークルの活動も特になく
友達との約束もなかった。
「特にないかな…
どうして?」
不思議に思って聞くと、聡さんが優しく微笑んで言った。
「二人で旅行にいかない?」
彼のその言葉を聞いて素直に嬉しい気持ちと、何か企んでいるに決まっているという気持ちで、私は複雑な気分になる。
でもそう思っていても、つい私は応えてしまう。
「行きたい!」
ちなみに行くのは温泉と聞いて、怖いような安心したような複雑な気持ちだった。