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immorality ~哀戦士編~
第4章 妻の背徳行為 ~驚天動地~
ホテルへと向かう二人の姿を、安部は茫然と見つめていた。

背もたれの下の隙間から、妻の後姿を目で追う安部
徐々に小さくなっていく妻を見ながら、安部は深い哀しみに包まれていた
やがて二人の姿は、安部の視界から消える
二人が向かったその先には、ラブホテルの看板が見えた
その看板を見ながら、安部は改めて思う
これから妻が、自分以外の男とSEXするんだと...
激しい嫉妬心が、安部の鼓動を高鳴らせていく
そして...
異常に興奮している自分に、安部は困惑していた。

気が付くと、公園は静寂に包まれていた
ベンチに横たわる、安部の耳に聞こえてくるのは
噴水から届く、涼しげな水の音と
通りを歩く人達の、話し声だけだった
すると1組のカップルが、公園内にやって来た
男女の話し声が、安部が横たわるベンチに近づいて来る
そこで安部が気付く
反対側のベンチに、涼子のショーツがあることを...
安部は急いで手を伸ばし、そのショーツを取った
カップルは話に夢中で、安部の存在に気付く事なく通り過ぎていく
そして、噴水のある方に向かった。
...
話し声が遠くなったところで、手にしたショーツを広げる安部
激しく濡れた妻のショーツは、ずっしりとした重さを感じた
すると安部は、ショーツを広げたまま顔に乗せた
汗ばんだ顔に、更なる湿り気と温もりが加わる
そして妻の匂いが、安部の鼻腔をくすぐる
その匂いに、安部は懐かしさを感じていた。
...
ショーツを顔に乗せたまま、物思いにふける安部
すると再び、カップルの声が近づいて来るのに気付く
安部は慌てて顔からショーツを取り、ズボンのポケットに押し込んだ
カップルは安部の近くを通り、公園から出て行った。

夜空を見つめる安部
頭に浮かぶのは、妻との様々な思い出ばかりだった
その妻が今、他の男と...
大きな月が、滲んで見える
安部の目からは、大粒の涙が流れていた。
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