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immorality ~哀戦士編~
第5章 部下との情事 ~妖姿媚態~
~蛍乃支社(元本社)ビル 5階~ 技術開発部
・-・ 19:51 ・-・
室内には、安部と森下真希の姿があった。

二人はパソコンに向い、無言のまま仕事をしていた
キーボードを叩く音だけが、室内に響く
♪カチャ..カチャ..カチャ..カチャ...カチャッ
ありえないスピードで、真希の手が動いていた
時計を見る安部
「森下さん、もうすぐ8時になるし、適当な所で上がって下さい」
「.....」
♪カチャカチャカチャカチャ..カチャッ.カチャカチャ..カチャッ...
返事はなく、キーボードを叩く音だけが聞こえる
安部は呆気に取られ、正面に座る真希を見た
PCと書類を見る顔は微動だにせず、目だけが上下左右に動き続ける
そして、キーボードを叩く音が、更に加速していく
”凄い...確かに俺の何倍も早いな”
真希のスピードに、感心する安部
そして安部は、真希の顔をじっと見つめた。
...
自分の半分程しかないと感じる小顔
太い黒縁の大きな眼鏡の奥に見える、パッチリとした目
鼻筋の通った、小さめの鼻
安部は眼鏡を外した真希を想像した
”確かに、可愛いな”
いつの間にか安部は、真希の顔に見惚れていた
そして、昼間のハプバーの話しを思い出す
”まさかな...”
そう思いつつも安部は、真希の淫らな姿を妄想していた。
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