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immorality ~哀戦士編~
第2章 元秘書の覚悟 ~反乱計画~
江梨花の心配をする安部だが、その猥褻な試験の事が気になっていた。

安部は、眠そうな木元に水を勧める
「少し、酔いを醒ませよ」
「ああ、悪いな...」
一気に水を飲み干す木元
安部が話しを戻す
「しかし木元、本当にそんな試験が行われたのか?」
「こんな嘘つくわけないだろ」
「しかし、そんな事細かな内容まで、誰から聞いたんだ?」
「そりゃー、その試験を受けた女だよ」
「その、退職した人に会ったのか?」
「いやっ、合格しながらその場で辞退し、庶務一課に異動になった女だよ」
安部の鼓動が高鳴る
「それって.....牧野葉子さんか?」
「おおっ!さすが巨乳好きの安部だな。葉子ちゃんを知ってるとわ」
「巨乳好きは、余計だよっ」
「いや、事実だろ」
「まあ、そうだけど...そんな事より木元!お前、牧野葉子さんと会ったのか?」
安部の声は、うわずっていた
「そんなに興奮しなくても...葉子ちゃんとは、週に1,2度会ってるよ」
「なにっ!まさか...そういう関係なのか?」
「いやいや、まさか...まあ、下心が無いと言えば嘘になるが...」
「なんだとっ!」
大きな声を上げる安部
木元はニヤケながら、興奮する安部をなだめる
「落ち着け安部、お前こそ水を飲めよ」
木元は店員を呼び、水をピッチャーで貰いグラスに注ぎ、安部に飲ました
「お前、葉子ちゃんの事も好きなのか?欲張りな奴だな」
「そういうわけじゃ.....」
安部は何も言い返せなかった。
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