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immorality ~哀戦士編~
第1章 皇帝の黒い噂 ~社員調教~
...
落ち込む安部に、声を掛ける木元
「なんだ、会ってないのか?」
「ああ、実は・・・」
安部は、江梨花と連絡が取れなくなった事を、打ち明ける
木元は、グラスに残ったビールを飲み干した
「ふうぅぅ.....やはり...」
「なんだよ木元。やはりって!」
「んーー実は、大田原常務の事なんだが...」
「んっ!大田原常務?」
「あー、どうするかな...」
「なんだよ木元、はっきり言えよっ!」
安部は、木元の煮えきらない態度に、怒りの感情をぶつける。
...
暫し考え込んだ後、木元の口が開いた
「いや噂だが...大田原常務は、かなりの好色家で有名らしい」
「そうなのか?それと江梨花がどう...んっ!...まさかっ!」
安部の脳裏に、不安がよぎる
「要するに、江梨花ちゃんが、大田原常務に狙われているって事だ」
「なにっ!...木元、それはお前の想像だろ?」
「まあ確かに、俺の想像でしかないが...」
「だろ、バカなこと言うんじゃないよ」
言葉では強がりながらも、動揺を隠せない安部
木元は真顔で、大田原常務の話しを続ける
「気に入った女を、自分の息のかかる総務部へ、配属させてるのは周知の事実だ」
「そうなのか?」
「じゃなきゃ、江梨花ちゃんの秘書課への異動は、どう考えてもおかしいだろ」
「確かに不自然だが...」
安部も江梨花の異動に、疑問を抱いていた
動揺する安部は、ビールに口を付ける
木元は、グラスのビールを飲み干す
「総務部は完全に、大田原の色に染まっているのは、分かるだろ?」
「そう言われれば、見た事ない人ばかりだよな」
「こっちの人間で総務部に残ったのは、全ての課を合わせて、僅か9人だぞ」
「それだけなのか?他の人達は?」
「半分は異動、半分はリストラだよ」
「半分リストラなんてあるのか...」
安部は驚き、ビールを飲み干した。
落ち込む安部に、声を掛ける木元
「なんだ、会ってないのか?」
「ああ、実は・・・」
安部は、江梨花と連絡が取れなくなった事を、打ち明ける
木元は、グラスに残ったビールを飲み干した
「ふうぅぅ.....やはり...」
「なんだよ木元。やはりって!」
「んーー実は、大田原常務の事なんだが...」
「んっ!大田原常務?」
「あー、どうするかな...」
「なんだよ木元、はっきり言えよっ!」
安部は、木元の煮えきらない態度に、怒りの感情をぶつける。
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暫し考え込んだ後、木元の口が開いた
「いや噂だが...大田原常務は、かなりの好色家で有名らしい」
「そうなのか?それと江梨花がどう...んっ!...まさかっ!」
安部の脳裏に、不安がよぎる
「要するに、江梨花ちゃんが、大田原常務に狙われているって事だ」
「なにっ!...木元、それはお前の想像だろ?」
「まあ確かに、俺の想像でしかないが...」
「だろ、バカなこと言うんじゃないよ」
言葉では強がりながらも、動揺を隠せない安部
木元は真顔で、大田原常務の話しを続ける
「気に入った女を、自分の息のかかる総務部へ、配属させてるのは周知の事実だ」
「そうなのか?」
「じゃなきゃ、江梨花ちゃんの秘書課への異動は、どう考えてもおかしいだろ」
「確かに不自然だが...」
安部も江梨花の異動に、疑問を抱いていた
動揺する安部は、ビールに口を付ける
木元は、グラスのビールを飲み干す
「総務部は完全に、大田原の色に染まっているのは、分かるだろ?」
「そう言われれば、見た事ない人ばかりだよな」
「こっちの人間で総務部に残ったのは、全ての課を合わせて、僅か9人だぞ」
「それだけなのか?他の人達は?」
「半分は異動、半分はリストラだよ」
「半分リストラなんてあるのか...」
安部は驚き、ビールを飲み干した。