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immorality ~哀戦士編~
第4章 妻の背徳行為 ~驚天動地~
今まさに、安部が近づかなければならない人物
上司であり、大田原の右腕と呼ばれる小木曽
その小木曽と、愛する妻が一緒にいる事に、安部は状況が掴めないでいた。

アルコールの回った頭を、フル回転させる安部
”なんで涼子が、小木曽と...”
”小木曽と二人で飲んだのか?...なぜ?”
しかし、答えは出てこなかった。

”安部涼子”(あべりょうこ)40歳
・専業主婦、安部弘也の妻(出産1回)
・162㎝、45㎏
・B80-W60-H85(Dカップ)
・綺麗な顔立ちでいながら、愛嬌があり、嫌味のない美女
・性格は、明るくて、少しドジな一面もある
・只今、料理教室を開くため準備中

落ち着かない安部の耳に、妻の声が入る
「私、そろそろ帰らないと...」
「まだ、いいじゃないですか。もう少し、酔いを醒ましてからで」
「そろそろ、主人が帰ってきますから」
「大丈夫ですよ。ご主人今日も遅くまで、仕事する事になるでしょうから」
「えっ!ここんとこ連日ですよ。あまり、主人に無理させないで貰えると...」
夫の体を気遣う妻の言葉に、安部の心が痛む
「来週まで頑張って貰えれば、もう、ご主人は安泰ですから」
”えっ!俺が安泰?...何を言ってるんだ?”
小木曽の言葉に、安部は聞き耳をたてた
「人員の削減も順調に進んでますし、ご主人の能力の高さも知りました」
「よかった」
「ご主人には、これからも私の部下として、ガンガン働いて貰いますよ」
”お前の下で、働きたくないよ”
安部の正直な気持ちだった
「私は、秋には上にいきますから、そしたらご主人は、部長に返り咲きですよ」
”なにっ!部長に戻れるのか?”
驚く安部
「本当ですか?」
妻の声が、喜んでいるのが分かる
「ええ、私が大田原常務に推薦しますから」
「本当に?主人も喜ぶわ、最近元気なかったから...よかった」
”涼子...お前...”
妻の言葉は、江梨花の心配ばかりしていた、安部の心に突き刺さった。
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