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第4章 妻の背徳行為　～驚天動地～

偶然の盗み聞きで、安部の心は揺れ動いていた。

～・～・～安部の心の葛藤～・～・～
江梨花を助けるためには、この小木曽の信頼を得なければならない
今の話を聞く限り、今抱えている仕事を終らせれば、小木曽に近づけるのは確実
そうすれば、大田原の情報を得て、失脚させる事が出来るかもしれない
大田原が失脚すれば、江梨花は助かる。
...
しかし、俺の部長返り咲きは、どうなる？
それに、もし失敗したら...俺はクビか、良くて左遷決定だ
そしたら、家のローンは？
娘の大学受験はどうする？
江梨花の為に、家族を犠牲にするのか？
妻と娘は、愛人の為にクビになった、俺をどう思う？
...
このままでいけば、黙ってても、俺は部長に戻れるんだぞ
おそらく妻は、俺の事を心配して、上司の小木曽に相談しているに違いない
それに、俺は今でも妻を愛してる
同期達に羨ましがられる、自慢の美人妻だ
妻に欲情するし、SEXだってちゃんとしてた
少し江梨花に、のめり込み過ぎたが、これからは妻とのSEXを楽しめばいい。
...
じゃー、江梨花はどうなる？
このままでは、いずれ大田原の調教を受けてしまう
もしかしたら、淫女として、ステージに上がる事になるかもしれない
もし、そうなったら、変態共に凌辱され、玩具にされてしまう。
...
調教が始まってると思われる、足立里奈は？
木元との約束は？
その仲間達は？
屈辱的な目に合いながらも、会社に残った牧野葉子の覚悟はどうなる？
...
あああっ.....冷静になれっ！！！
そうだ、考えすぎるな
答えはいつも、シンプルだ
今は、目の前のことを考えろ！
～・～・～・～・～・～・～

一度に襲って来た、数々の衝撃に動揺する安部
”まずは、今あるこの現実を、どう受け止めるかだ”
そう、愛する妻と、小木曽の密会...