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第4章 妻の背徳行為　～驚天動地～

今現在、目の前で起きてる、妻と小木曽の密会。

夫に内緒で、夫の上司と二人きりで会う妻
これまでの二人の会話から、妻が小木曽と会っている理由が、自分の為だと感じ取る
それが安部に、大きな不安を与えていた。

自分の心配をして、上司の小木曽に相談をしていた事は、なんとなく分かった
しかし相手は、黒い噂がある大田原の右腕と呼ばれる男
好色家の大田原と、同種類である事は間違いない
愛する者には、決して近づいて欲しくない男である。
...
事実、目覚めて数分で、妻が小木曽に体を触らていたのは、会話から分かった
しかし妻は、夫の上司という事で、それを強く拒めないでいた
そして、『秋に部長返り咲き』という、最強の武器を、妻に披露したのだ
これから妻に、どんな攻撃を仕掛けてくるのか、安部の不安が深まる。
...
安部は二人の前に、姿を現そうかと考える
”そうだ、大きなアクビをしながら起きれば、偶然だと言える”
”それに、寝ていたとなれば、これまでの会話を聞いてない事になる”

安部は意を決し、起き上がる事にした。