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immorality ~哀戦士編~
第1章 皇帝の黒い噂 ~社員調教~
~蛍乃支社(元本社)ビル エレベーターホール~
・~・ 昨日 13:45 ・~・
木元は、外で少し遅い昼食を済ませ、会社に戻って来た。
一人エレベーターに乗り込み、閉ボタンを押す木元
すると、一人の女性が走って来るのが見えた
「おっと!」
木元は慌てて開ボタンを押し、閉じかけたエレベーターを開けた
「どうぞっ!」
「ありがとうございます」
若い女性社員が、乗り込んで来た
それは、元受付係の足立里奈だった。
...
木元はいつものように、笑顔で挨拶をする
「足立ちゃん、久しぶりだね」
「あっ木元さん...お久しぶりです」
足立は軽く会釈をすると、すぐに背を向けて、閉ボタンを押した
木元は、足立の態度に違和感を感じ取る
”あれ...足立ちゃん、雰囲気変わった?”
目の前に見える足立は、以前の笑顔はなく、伏し目がちだった。
...
足立はボタン前に立ち、黙ったまま階ボタンを押す
「足立ちゃん、庶務二課に行ったんだね」
「はい...」
木元に、背を向けたまま答える足立
”あれ、会話が続かない...話し掛けるなオーラ全開ですか?”
木元は意気消沈し、口を閉ざした。
...
エレベーターは、重苦しい空気の中、上昇を始める
木元は、息苦しさを感じながら、足立の押したボタンを覗き込んだ
”えっ!?なんで足立ちゃんが...”
足立の押したボタンは、最上階を指していた
最上階は、社長室と重役会議室があるのみ
長年勤める木元ですら、数回しか上がったことのない階であった。
...
ますます、足立の事が気になる木元は、後ろからじっと様子を窺う
すると、足立が髪をかき上げた時、手首に荒縄の跡を見つけた
”うそだろ...”
驚く木元
♪チンッ
その時エレベーターが、木元の目的階に着いた
エレベーターを降りる木元は、足立の顔を見る
足立は、すぐに視線を外して、軽く会釈だけを返した
その表情は、何かに怯えてる様に見えた。
・~・ 昨日 13:45 ・~・
木元は、外で少し遅い昼食を済ませ、会社に戻って来た。
一人エレベーターに乗り込み、閉ボタンを押す木元
すると、一人の女性が走って来るのが見えた
「おっと!」
木元は慌てて開ボタンを押し、閉じかけたエレベーターを開けた
「どうぞっ!」
「ありがとうございます」
若い女性社員が、乗り込んで来た
それは、元受付係の足立里奈だった。
...
木元はいつものように、笑顔で挨拶をする
「足立ちゃん、久しぶりだね」
「あっ木元さん...お久しぶりです」
足立は軽く会釈をすると、すぐに背を向けて、閉ボタンを押した
木元は、足立の態度に違和感を感じ取る
”あれ...足立ちゃん、雰囲気変わった?”
目の前に見える足立は、以前の笑顔はなく、伏し目がちだった。
...
足立はボタン前に立ち、黙ったまま階ボタンを押す
「足立ちゃん、庶務二課に行ったんだね」
「はい...」
木元に、背を向けたまま答える足立
”あれ、会話が続かない...話し掛けるなオーラ全開ですか?”
木元は意気消沈し、口を閉ざした。
...
エレベーターは、重苦しい空気の中、上昇を始める
木元は、息苦しさを感じながら、足立の押したボタンを覗き込んだ
”えっ!?なんで足立ちゃんが...”
足立の押したボタンは、最上階を指していた
最上階は、社長室と重役会議室があるのみ
長年勤める木元ですら、数回しか上がったことのない階であった。
...
ますます、足立の事が気になる木元は、後ろからじっと様子を窺う
すると、足立が髪をかき上げた時、手首に荒縄の跡を見つけた
”うそだろ...”
驚く木元
♪チンッ
その時エレベーターが、木元の目的階に着いた
エレベーターを降りる木元は、足立の顔を見る
足立は、すぐに視線を外して、軽く会釈だけを返した
その表情は、何かに怯えてる様に見えた。