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第3章 灯された情欲

「い、いや……！！
やめて！解いて！」

どうにかして逃げようと、縄でくくられた手首を上下左右に動かし、じたばたしてみる。しかし私の抵抗虚しく、目の前の男性は私の要求に応えようとはしない。
逃げようと身体を動かすほど、さらに強く、いやらしい方向に乳首をつままれる。

「……っっ！！」
今にも発火しそうなほど、乳頭がどんどん熱くなり、私の中で渦を巻く。
快楽の火を点けられ、快感が乳首から燃え移るように下半身にも広がり、その熱は、もうとっくに私の下半身をドロドロに溶かしていた。

乳頭から伝わる快楽の炎が伝染し、私の恥ずかしいアソコを溶解させる。
まるで、点火されてから時間が経ち、溶け出してきた蝋燭のロウのようにパンティの中の湿りがじわじわと広がる。
下半身まで発火しそうに熱い…。くり返し与えられる乳房への快楽に、私はもう耐えられそうにない…。

「ぁ、ぁ、あああ…っ」
また指で強く乳頭をひねられ、自然と恥ずかしい声が漏れる。抑えよう、と思う間すらなく。
どうしても認めたくない。だけどもう認めざるを得ない。愛液で溶けはじめたアソコに触れて欲しい……。

下半身に渦巻いた行き場のない熱がいよいよ燃え盛ろうした時、乳房を弄る片方の手が私の下半身へと伸び、太ももに触れた。容赦ない手指がためらいなくパンティの中へ挿し込まれ、身体中に電流が走る。

「っっぁああっ……！！」

散々乳房を弄ばれて滲み出た愛液でドロドロに溶けかけていたクリトリスを手加減なく転がされ、下半身全体に熱が広まる。もっとも敏感な性器の突起を刺激され、くすぐられているときのような感覚に陥る。
腰を浮かせ、くねらせて逃げようとするも、クリトリスを捕らえた指が離れることはない。

これ以上ないくらい愛液が滲出し、溶解した膣内が指を飲み込むのは時間の問題だった。男性の容赦ない指がグッと中へ入り込み、中で上下にうごめく。

「あぁああああっっ…！！いやっ…！」

膣内を指で突かれる度にゾクゾクとした快感が背筋を走り、私の身体を貫く。

非道い。やめて。どうしてこんなことをするの。離して…。
色々と言いたい言葉が頭に浮かぶが、途切れることなく与えられる快楽にすべてかき消される。
こんなの、嫌なのに。私はこんなの望んでないはずなのに。