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淫欲の果てに。人妻・怜香32歳の記録
第10章 中毒者の顔
今日、冬木様のことについて、梨美に何か言われていたとしたら。
それでも私は、あの行為を求め続けてしまうだろう。
今まで、人の意見に左右されてばかりだった自分。だが今の私は、自ら選んで、この場所にいる。僅かに抵抗心を持ちながらも、自ら求めてしまう。
わかっている。冬木という男は、普通じゃない。普通でない感覚がないと、女性にあのような行為はできない。
そしてそのような男性は、また違った顔を持っている可能性もある。例えば、裏の世界と言われるような所で、公には言えない何かをしているかもしれないが、私は何も知らない。
それでも私は、知ってしまったんだ。
禁断の果実の味を一度知ってしまったら、もうそれ無しではいられない。身も心も支配されることに悦び、果てには破壊されることまで望むのかもしれない。その末には、性感のさらなる解放があるかもしれないし、身も心も壊され、まったく違う生き物に生まれ変わってしまうかもしれない。
そんな行く末に恐さを感じると同時に、甘美な誘惑を感じ、蜜に酔った羽虫のように吸い寄せられる自分もいる。
それでも私は、あの行為を求め続けてしまうだろう。
今まで、人の意見に左右されてばかりだった自分。だが今の私は、自ら選んで、この場所にいる。僅かに抵抗心を持ちながらも、自ら求めてしまう。
わかっている。冬木という男は、普通じゃない。普通でない感覚がないと、女性にあのような行為はできない。
そしてそのような男性は、また違った顔を持っている可能性もある。例えば、裏の世界と言われるような所で、公には言えない何かをしているかもしれないが、私は何も知らない。
それでも私は、知ってしまったんだ。
禁断の果実の味を一度知ってしまったら、もうそれ無しではいられない。身も心も支配されることに悦び、果てには破壊されることまで望むのかもしれない。その末には、性感のさらなる解放があるかもしれないし、身も心も壊され、まったく違う生き物に生まれ変わってしまうかもしれない。
そんな行く末に恐さを感じると同時に、甘美な誘惑を感じ、蜜に酔った羽虫のように吸い寄せられる自分もいる。